
こんにちは!復旦大学日本人留学生会です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ニュースで見ている方も多いと思いますが、現在上海ではコロナウィルスの感染が拡大してしまい、今後の感染拡大を防ぐ為全域封鎖中です。
そこで今回は上海で起こっている封鎖の状況を校内生活と校外生活の二つに分けてお伝えしていけたらと思います。
本記事はまず全域封鎖中の校内生活について、実際に現在校内で生活をしている学生会メンバーの日常などをもとに紹介したいと思います!

全域封鎖中の校内生活は現在まで三度方針が変わってきました。それぞれの期間中学生の行動範囲は以下の通りです。

気泡式管理 3/13 20:00 ~ 4/3
決められた範囲内でのみ行動が可能です。邯郸校区の場合は本北気泡と南区気泡に分かれたりします。

寮の封鎖 4/4 ~ 4/24
原則寮の部屋から出てはいけない状態です。

网格化管理 4/25 ~
寮の封鎖は続いていますが、棟によって決められた時間のみ出入証を持って、決められた範囲内までの外出が可能です。
(4/27現在)
目次
01、食事
02、勉強
03、エンタメ
04、買い物
05、ウイルス検査
06、ボランティア
07、その他
01 |
食事 |
気泡式管理中校内にいる生徒の食事は基本的に食堂でのテイクアウトになっていて、各食堂の内容は普段のとほぼ変わりません(学校から生徒全員にテイクアウト用の弁当箱が支給されました)。出前禁止になったことで苦労した留学生の方も多いと思います。そんな中、光草や北区食堂前の休憩所に食堂からのテイクアウトを持ち込み、ピクニック気分を楽しむ生徒もいました。
(北区食堂前の休憩所↑) (光草↑) 寮の封鎖後は基本三食とも部屋の入り口送 られてきます。弁当は “普通” と“清真”の2種 類になっていて、事前にボランティアや先生に 申請することで、豚肉を一切使わない“清真”の 弁当を貰えます。宗教上の規制がある方や、単 純に豚肉嫌いな方にも助かるシステムです。ま た、通常の量では足りない生徒への配慮と、食 べない生徒による食品の浪費を防ぐ為、弁当の 数も事前に申請できます。出前は当然禁止です が、学校からパンや牛乳、果物などが時折支給 されます。
(朝ごはん↑) (昼食/夕食↑)
02 |
勉強 |
気泡式管理以降、全生徒腾讯や授業動画を通して授業を受けることになりました。気泡式管理中は寮生のみ空いている教室または図書館の利用を許可されていました。さらに中間テストや課題の延期や中止や変更、先生に急に問題を出される回数が増えた授業、先生が途中PCR検査を受けに行く為、急に15分休憩になることもあるそうです!

(オンライン授業の様子↑)
そして、なんと通信会社から携帯のデータ通信量を無料で一ヶ月25G(5月と6月で50G)復旦Ehallで申請したらもらえるというシステムが提供されました😊
03 |
エンタメ |
今回の封鎖期間、外に出られず不自由ですがそんな中でも楽しもうと様々な活動やイベントなどが行われています。
気泡式管理の期間には、球技、散歩、ランニングなどを通して体を動かす人が多かったです。光草などでギターを弾きながらみんなで歌っている学生たちも多く、外はいつも以上に活気に溢れていました。


(北区体育馆でバスケ↑)(三角地バスケコート↑)
また、気泡式管理期間には校内にいる猫を可愛がる生徒が増えたことで、引っ掻かれたり噛まれたりして校外の病院に狂犬病注射を打ちにいく生徒が増えたそうです。学校への出入りが原則禁止されているため、ワクチンを打った後に校外の復旦専用隔離施設で隔離しなければならないなど、プロセスが複雑になっています。
外での活動以外には、オンラインでゲーム大会が開催されたり、隔離期間中の精神状態のフォローのための講義なども開かれていました。Forestというアプリを使って勉強した分だけ木を植える「Forest种树打卡活动」が行われたりしていました。これはこの特殊な期間で勉強効率が落ちるので刺激を受け合うという意味でもとても効果があるのではないかと思います!
网格化管理の期間が始まってからは、留学生は留学生寮の敷地内のみ二日に一回一時間外出が可能です。
💡豆知識💡
大白:真っ白の全身防護服を着ている医療関係者やボランティアの方々。
光华楼:邯郸校区にある授業やイベントが行われる復旦の象徴的な建物。
光草:光华楼の前にある広場のような場所、天気の良い日はピクニックや日向ぼっこをしてる生徒や猫がたくさんいます。
04 |
買い物 |
この期間で学生が一番気がかりなことの一つが日用品などの買い物だと思います。
校内にある学生スーパーやファミリーマートには需要が多いため大量のペットボトルの飲料水が置いてありますが、おにぎりやお弁当は人気が高くすぐになくなってしまいます。
その他、ネットショッピングが広く普及している中国では学生も日用品などをネットで買うことがほとんどです。気泡式管理期間は今まで通り購入し、“菜鸟驿站”で受け取りが可能でした。
寮が封鎖になってからは取りにいけなくなり、またその後上海の物流が完全にストップしてしまったので校外でもネットショッピング(淘宝など)は使えない状況が続いています。ですが飲用水はボランティアに申請しウォーターサーバー用の(18.5L)水が購入出来ます。


(菜鸟驿站↑) (学生スーパー↑)
网格化管理が始まってから一日決められた一品のみ購入ができるようになりました笑。4/25はコーラでした。
05 |
ウイルス検査 |
気泡式管理中のウイルス検査はPCR検査のみで、体育館や光华楼など幾つかの施設で検査する事が可能です。留学生の多くは留学生寮に一番距離の近い北区体育館を利用することが多いです。頻度は週に2回ほどです。検査を受けた生徒は、携帯のアプリで検査済の証明書が更新されるので、スクリーンショットし先生に送る流れになっています。並ぶ際は、写真通り2メートルの間隔を空けて並んでいます。
寮の隔離期間中はウイルス検査の頻度が非常に高いです。気泡式管理期間との一番の違いは、抗原を主な検査手段としている事です。PCR検査はランダムで比較的少なく、一週間に1、2回です。PCR検査を受けない日は一日に2回(午前と夕方)抗原テストを受ける事になります。食事と同じ方式で送られて来た検査キットを使い、説明書に表示された正確な操作方法を基に測り結果を写真で寮のグループチャットにて報告する流れです。


(検査キット↑) (PCR検査↑)
06 |
ボランティア(生徒) |
気泡式管理以降、校内でボランティアの募集が行われていました。仕事は主にPCR検査の手伝いや引率、お弁当や必需品の配布、寮生の要求をまとめ学校へ申請する等です。寮の封鎖後は、留学生寮の各号棟でボランティアを一人選び、人数分のお弁当や配布物を各部屋に運ぶという仕事をしています。自分自身も大変なのにも関わらず、ボランティアを率先してできる方達はすごく素敵ですね。

07 その他 その他、この期間学生のニーズに応えるために行われていたことなどをいくつか紹介します。 理髪 全域封鎖が始まってから三日後の3月16日から、理髪が必要な人のために光华楼学生广场で11:30―14:30の間に無料で切ってもらえるというサービスが開始されました。 ランドリー ランドリーは寮の地下にありますが気泡式管理期間には今まで通り使用することができ、寮が封鎖のあとは地下に行くにも門を出る必要があることから使用を禁止されたため各自手洗いなどで補うことになっています。 寮の消毒 寮の封鎖が始まってから新たに部屋、トイレ、リビングを消毒するようにという指示が出されました。(各部屋に配られる消毒液↓) 生活用品の支給 寮の封鎖後は買い物ができない為、学校に必要品(トイレットペーパー、洗剤など)を申請し、学校側が必需性や、申請人数を配慮し無料で支給してくれます。
最後に:
ロックダウンが一ヶ月以上続いて気持ちも沈みがちですが、こういう時だからこそ前向きに、頑張りましょう♪ 1日でも早くロックダウンが解除され、以前のような明るく華やかな上海が戻ってきますように✨最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回は全域封鎖期間中の校外生活についての記事が上がります。お楽しみに~
(作者:趙、橋本、左右田)
the end.


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復旦の日本人学生を主なターゲットとし、日中交流会や、フリーマーケットの開催、それから就活説明会の運営など、幅広い分野で活動をしています。
また、復旦の日本人学生を集めたwechatのグループを運営し、学生間でのよりスピーディーな情報交換を実現しています。
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