復旦卒業生インタビュー②M.M.先輩編

こんにちは！

復旦大学日本人留学生会です！

復旦大学日本人留学生会では、在校生の日常生活や些細な問題のサポートを目的として日々活動しております。

今回、復旦本科生の大きな悩みでもある就活にフォーカスして

●先輩たちはどのようにして就活を乗り越えたのか？

●結局のところ私たちの就活はどう動けばいいのか？

など、先輩たちの経験談に基づくインタビュー内容をお送りいたします！！

復旦卒業生インタビュー①のT.Y.先輩の記事は見て下さいましたか？今回は第2回目、16期卒業・M.M.先輩をご紹介します。

最初は「〇〇がやりたい」ではなく、「安定した生活が送りたい」という気持ちが強かった。やりたいことがない状態をマイナスに感じなくていい。自分の趣旨に合致するかどうかを考える必要もなく、興味がある会社を選べることは、強みとも言える。ないからこそ猪突猛進できる。就活をしながら自分の道を模索していくスタイルもいいのではないか。その会社への興味が最終的には内定への鍵と…？

いつから就活を始めましたか？

本格的に意識をしたのは大学３年の夏、9月頃からです。上海キャリアフォーラムはバイトで行っていたため馴染みはあったのですが、最初は東京キャリアフォーラムに面接の雰囲気を学ぶために参加しました。

本格的に就活を始める前に、ある程度知っておきたいなら、大学２年の夏からインターンに参加して、色々な企業を見ておくのもいいと思います。就活の準備は早ければ早い方がいいと思います。

就活において大事なことはなんですか？

とにかく準備することが一番大事です。就活での面接内容は企業のジャンルによって全然違うので、志望動機、自己PR、短所、長所、留学した理由、学生時代に頑張ったこと…など、会社によってある程度内容は変えたほうがいいので、面接こそ準備が本当に大切です。マナーは勿論だが、緊張して頭が真っ白になり、沈黙の状態を作るのが一番良くないので、しっかりと受け答えできるように、在校中のうちは準備に時間をかけて質をあげた方がいいです。時事問題に関しては、私は面接のためにはやらなかったが、常識的なことは知っておくべきだと思います。もしも大手の商社、コンサルとかの面接であればやっておいた方が良いかもしれないです。

参加したインターンシップや企業説明会はどのように決めましたか？

インターンは学部の単位のために２回、上海の日系企業に参加しました。一つ目は知人から教えてもらった広告系の中国の会社で、二つ目は上海ネットワーク（WeChat）で見つけたウェブ広告系の日系上海支社の会社です。インターンでは調べた物をPPTにまとめたり、集計したり、雑用をすることが多かったです。私は、就職活動のためのインターンではなかったので、入社してからインターンを活かせた点はなかったのだが、もし日系のインターンに参加していれば、あったのかもしれません。仕事の雰囲気を見るためにも、夏休みなどに日本で短期のインターンをすればよかったと今では思っています。

企業説明会はほとんどがキャリアフォーラムで、主に中国の留学生枠に参加していました。私は、業界など、ジャンルは絞らずに自分が興味のあるところに参加したのですが、その絞らない方法が視野を広げ、就活をしながら自分のやりたいことを見つけることができたので良かったと思っています。最終的には事業内容、社風、社員の対応を見て、就職を決めました。

ソースネクストについて教えてください。

日本のPCソフト・スマートフォンアプリ・ハードウェア、セキュリティー面などの販売、開発会社で、パソコンやスマートフォンで使う各種アプリケーションを提供する企業です。ソフトの開発、販売を行う一方で、アメリカなどで有名なソフトウェアの販売権利を購入し、日本で独占販売する製品もあることから日本のソフトウェア業界の長的な立ち位置を確立、常に新しい事をしている会社です。

内定が決まってから、入社する間はなにをしましたか？また、もっとしておけば良かったことはありますか？

私は、6月卒業で10月入社なので期間はとても短いのですが、会社に指示された本を読んだり、内定者向けの速読の訓練をしたりしました。

パソコンスキルはどの会社に行っても必要なので、officeの勉強はもっとしておくべきだったと思っています。大学でPPTやWordは使う機会が多かったのですが、Excelはあまり使う機会がなかったので、特にExcelはもっとできるようにしておけば良かったと思いました。

中国留学の経験はどのくらい役に立ちましたか？

中国留学を経験した人はあまりいないから、就活ではいい話のネタとなり、役に立ちました。私は企業を選ぶ際、中国語を活かせる企業に絞らなかったため、今のところ会社で中国語を使うことはなかったです。でも、留学をしたことで視野がとても広がりました。また、会社で議事録を書く際に学生会の書記での経験が役に立ち、企画を考えるときも学生会の仕事と通ずるものがあり、学生会の経験は結構活かされたような気がします。

復旦大学の就活を考えている学生たちへのメッセージ

何度も言っているが、準備は本当にしっかりした方がいいです。新卒で入る最初の会社は、仕事の基礎を学ぶところだから、特に大切なので、早く内定がもらえたからと妥協して安易に決めてはいけません。将来そこにずっといるのかなど、就活の時期に人生設計を真剣に考え、就活で本来の自分を見逃さないで欲しいです。